錆びない銀

ゲームを歴史という観点から見たい

第1部クリアからFGOを振り返る◆第一特異点

第1部をクリアした視点から全部振り返っていきたいのですが、何しろ長い。

というわけで、物語根幹に関わるところや私が単に紹介したいところを中心に、フォーカスを当てていきます。

 

 

では「第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン」の感想を始めます。いつも通り感想です。

 

以下にはFGOの第1部「終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン」までのネタバレがふんだんに盛り込まれています

全てをクリアしているか、もしくは未クリアでもネタバレを踏み抜きたい方のみご覧ください。

 

この先にはネタバレがあります。

進んでもよろしいですか?

 

 

第一特異点でのマスターの進み方

 

 

こちらからフリーの地図をいただき、自分で加工しました。

すごく大体で点を打ってるので、薄目にしてご覧ください。

 

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第一特異点の進み方はドンレミ→ヴォークルール→ラ・シャリテ→ジュラ→リヨン→放棄された砦→ティエール→戦場の丘→オルレアン。

詳細不明な放棄された砦と戦場の丘を除き、全て現在でも行ける市街です。

 

ゲームの地図よりも実際はドンレミとヴォークルールが近く、ラ・シャリテが遠いことがわかります。

 

直線距離で約970km、現在の道で進むとすると約1000kmとgoogleさんが言っていました。

 

1000km……!!!

第一特異点はそこまで歩いている気がしていませんでしたが、筋肉痛必死。

 

アバンタイトル~黒いジャンヌ

 

懐かし~~~。最早懐かしい第一特異点

最初は敵のサーヴァントめちゃくちゃ怖かったなあ。

 

ジャンヌ・ダルク[オルタ]のイラストも懐かしい。彼女の名は長いので記事内ではオルタと略します。

 

今後の特異点修正に向けた目的がロマンから提示されます。

人類の決定的なターニングポイントが特異点となっていると。そして聖杯を持ち帰るのも重要なポイントです。

 

マシュはダ・ヴィンチちゃんがサーヴァントだって知らなかったのか。

もしかして他のマスター達にも偽っていたのかな。

デミ・サーヴァントになったからわかったのだと思うけれど、さすがにバレない?

 

さてレイシフト。レイシフトも光帯も懐かしい~~~。

第一特異点といえばワイバーンというイメージが強いですが、Fateではドラゴンの亜種。

正式な竜種ではないという位置付けです。

 

マシュのゴマ饅頭を食べてしまうロマニ。このやりとりも懐かしい。

実プレイ時はこの状況にすごく緊張していたので、ロマン空気読んでと強く思っていました。

今でも思います。

 

ジャンヌと合流しました。

 

Fate/Apocrypha」を読むと、彼女が真面目にルーラーをしているのが窺えます。

第一特異点も、定められたルール内での聖杯戦争という感覚で来たのでしょう。ところがどっこい。

 

Fateシリーズでも、同じサーヴァントが同じ聖杯戦争に召喚というのは例がありません。

物語としても、同一人物よりは近しい人物の方がおもしろいからでしょうか。アルトリアとランスロットとか。

 

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マシュとジャンヌの夜会話

といってこのネタわかってくれる方いるのかな。「サモンナイト」です。

 

マシュによる先輩ことマスター評です。

先輩呼びをする理由は第六特異点で判明しますが、会った瞬間にこの人だと思ったのでしょうか。

そんなにあふれ出していたのか。普通っぽさが。

 

作中では触れられませんが、最初に着いたドンレミはジャンヌの生誕地。

ヴォークルールでは、彼女は啓示を初めて貴族に明かします。これがシャルル七世への謁見に繋がるので、かなり重要な場所です。

 

ラ・シャリテに関しては全くの無知だったので、wikipediaを貼っておきますね。

 

1429年12月24-25日にジャンヌ・ダルクらがラ・シャリテ=シュル=ロワール包囲戦(en)を行ったが失敗している。1559年に大火で荒廃した。

 

ラ・シャリテ=シュル=ロワール - Wikipediaより引用

 

もしかしたらゲーム内で燃えているのも、大火で荒廃したという歴史を拾ってきているのかも。偶然かも。

 

そんなラ・シャリテでオルタ達とご対面です。

サーヴァントが人間的成長はしないという話ですが、サーヴァントになってから英霊的霊格アップというのもあり得るのか……?

 

マギ☆マリの正体は終局特異点で明らかになりました。

Fate/Grand Order material IV」によると、ロマンはマーリンが何かしているということには気付いていたみたいですね。

 

一難去って~巨竜襲来

 

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終局特異点で、実はアムドゥシアス候補だったと告白したアマデウス。衝撃でした。

15騎のサーヴァントが争ったというのは、ジャンヌも参加していた「Fate/Apocrypha」を指しています。

 

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後でがっつりと触れますが、これらの発言。

実プレイ時はモーツァルトの変態セリフか、としか思いませんでしたが、人間とはどういうものかというのは、第1部のテーマでしたね。

 

アマデウスを第一特異点で出したのは故意だろうなと、私は思っています。

第一特異点に出すアマデウスをこういうキャラ付けにしたのは、というべきでしょうか。

 

話に戻って、ありがたいことに敵のマルタさんが次の目的地を示してくれたので、リヨンへ向かいます。

 

ファントムの登場、一瞬でした。

文章量を抑えていたという第1部前半は、展開が急ぎ足な部分が多々あります。

 

ジュラ、リヨン、ティエールは特にジャンヌの逸話はありません。

ただしリヨンは歴史のある都市で、ローマに関わっています。

 

紀元前43年、古代ローマ人によりフルヴィエールの丘に町が作られてから、2つの丘と2つの川を利用しながら、リヨンは西から東へと拡大していきました。

 

ホーム - Lyon Franceより引用

 

第一特異点の竜殺しといえば、すまないさんことジークフリート

ですが初登場時の様子もあり、万全ではないサーヴァントという印象が強いです。すまない、ジークフリート

 

ファヴニールといえば「Fate/Apocrypha」でもキーになった竜です。

もちろんジャンヌとも大きく関わりました。オルタがファヴニールを使役しているのは、メタ的にそこを拾ったのかと。

 

聖杯の力だとは思いますが、ファヴニールを使役できるのはすごいことです。

ただ、竜の魔女って自称だよね?? 召喚したサーヴァントに竜絡みの逸話持ちが多いという理由ですよね。

 

それでドラゴン召喚しなくちゃってなったとしたらなんか可愛い。

 

ジャンヌが兵士達に誹謗されているのを見るの、つらい。

しかし聖女と言われるだけあって、カーミラじゃなくてもおかしいと思いますね、この精神力。さすが何をされても信仰心を捨てなかった人。

 

ランスロットがジャンヌに反応したのはアルトリア顔、ではなく魂が似ているらしいです。

 

ちなみにこれがマシュとの親子の初対面。息子には気付かずアーサー王にのみ反応するという。

これで3騎目の敵サーヴァント消滅です。

 

生前のジル・ド・レェ。

直前の兵士達がアレだったので、ジルがジャンヌを助けてくれて本当に嬉しいです。

 

一休み~洗礼詠唱

 

タラスク、亀なの……?

それはともかく、マリーとアマデウスが友達に誤解されるタイプというのは、歴史を考えると笑えない。

 

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愛情が憎しみに切り替わる、それが人間だというのは、まさしくゲーティアに当てはまります。

第一特異点見直すのおもしろい。本当に。

 

幼少のころアマデウスの告白を断ったマリーですが、彼がアムドゥシアスにならずに済んだのは、彼女の影響だったのでしょうか。

 

作中ではマリーと結ばれなかったからロクでもない人間になった、という表現ですが、そもそも出会わなかったら魔神柱になっていたのかも。

 

アマデウスがロマニにシンパシーを感じていると言いますが、ロマニというか、彼の正体にシンパシーを感じているのかもしれない。

 

緊張をみなぎらせるパーティの前に現れるエリザベート清姫

第一特異点の癒やし枠。たぶん。

 

決意を固めたマリーが素敵で、それゆえに行く末がわかってしまって悲しい。

実プレイ時はこの辺りでゲームを続けようと決心した気がします。

 

第一特異点の魅力の1つが、ジャンヌとマリーの友情ではないでしょうか。フランスを祖国とする、時代も立場も全く違う英霊。

 

アマデウスがマリーと出会えたのは奇跡、酔狂なマスターがいるなら話は別、と言った辺りでFGOの召喚について勘付きました。

だからみんな課金するのか、と。

 

ストーリーで盛り上げられると、ガチャ回したくなっちゃいますよね……。

 

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マシュがアマデウスと出会ったことも、第一特異点の大きなポイントでしょう。

この会話が見直したくてこの記事を書いています。

 

この前にもそういう言葉がありましたが、マシュは正しいことを好きでいるべきだと。多くの生命を認めることが正しいと。

 

マスターがそういう人じゃなかったら、とアマデウスは仮定しますが、巡り巡って第2部がそういう話になっていますね。

その迷い、不安を忘れないこと。2部でも大切。

 

何かを好きになることは責務。自分がいた証を残すこと。

証というのは、第1部のマシュにとっては先輩であるマスターだったのかな。

 

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これもまさに人類悪の説明です。

人類が生き残るにあたっての障害が人類悪。

 

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お別れは笑顔で、もアマデウスの言葉でした。すごく重要な役回りをこなしています。

笑顔で……切ない……。

 

オルレアンへ進撃~竜の魔女

 

特異点のボスへ向けて、よし行くぞ! な瞬間が好きです。

味方も増えていて楽しい。お祭り前夜的な雰囲気が。

 

ファントム同様に唐突に出てきて唐突に去っていくサーヴァント。アタランテです。

そういえば第一特異点にいたな、くらいの記憶でした。

アタランテといえば第三特異点なイメージ。

 

邪竜百年戦争とはこれよりも状況が進み、竜同士が争うようになってからの状態を指していたのですね。

デオン、ヴラド三世、サンソンで7騎の敵サーヴァントを倒しています。

 

エリザベートカーミラも、ある意味同じ時代に同じサーヴァントが召喚という事例。

英霊としてはエリザベートの存在はでたらめです。確かに。

 

ジークフリートとゲオルギウスとアマデウスによる、エリザベート清姫組に対する評価が笑える。

ここまであまり絡みがなかったエリザベート清姫と突入することに。

 

実プレイ時は誰か別のサーヴァントが一緒に来てと思いました。見直してもやや強引な流れに見えます。

 

オルレアンといえばオルレアン包囲戦。そしてそこで活躍したのがオルレアンの乙女、ジャンヌ・ダルクです。

百年戦争全体で見ても転換点となった場所。

 

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オルタの正体は、ジルが聖杯の力で生み出したもの。

ジルはジャンヌを蘇らせようとしたが、聖杯に拒否されたと。

 

ボス戦の音楽「運命 GRAND BATTLE」大好き!! サントラCDは購入済なので鬼リピートしてます。

 

Fate/Grand Order material Ⅲ」に書かれていますが、第一特異点のオルタは実装後のオルタとは異なり、イラストがジャンヌの流用です。

2騎で並ぶとよくわかりますね。同じポーズ。

 

魔神柱は出現しません。

メタ的にいうと、ここでレフや魔神柱を出現させ次のヒントを与えるべきではない、ということでしょうか。

 

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自分が死んでもそれを誰かが継ぐというのも、第1部で流れているテーマだと思います。

ゲーティアは死そのものを否認しようとしましたが、そうではなく、死の後に残るものがあるという。

 

オルタとジルを含めて計10騎の敵サーヴァントを撃破しました。

 

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……うん??

特異点での人の死はなくなるわけではありません。

 

ずっと特異点での死はなくなると思い込まされていたわけで、最初に言い出したの誰なのかと思っていたら、ジャンヌだったのか。

 

たぶんメタ的には端折っただけで、彼女が言ったという意味はないと思うのですが、真実ではなかったと考えると気になる発言です。

 

第一特異点は帰った後もあっさり。

ロマニが主人公を一人前の魔術師(ウィザード)と言うのですが、レイシフトでは霊子化しているのでウィザードなのかな。

 

「第1部クリアからFGOを振り返る◆プロローグ~特異点F」でも「Fate/EXTRA」を思い起こしましたが、メイガスよりはウィザードなのでしょう。

時代的にも過度期なのかな。

 

ウィザードとメイガスについて、詳しくはTYPE-MOON Wikiへどうぞ。

 

ウィザード - TYPE-MOON Wiki

 

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まっさらなマシュには衝撃だった人間の感情。

ゲーティアが世界を滅ぼそうとしたのも感情が原因といえます。

 

まっさらな人間、作中ではマシュ、そして裏ではロマニも、この旅で人間の感情について吸収していくことになります。

 

第一特異点を振り返って

 

第1部の始まりにふさわしい物語だったのではないでしょうか。

見直すと第1部の根幹を流れるテーマについて、話がいくつも出てきています。偶然ではないでしょう。

 

敵サーヴァントがすぐ退場したり、文章量を削っているのがわかる場面もありますが、ゲームとしても目的が提示され1つ1つ達成していくというわかりやすいストーリーです。

 

敵が狂化付与されているのもあって、味方に感情移入しやすいですし。

 

しかし実際はゲームの導入は特異点F。

あの謎すぎる物語を最初に持ってくるのはすごい。

 

今後についてですが、物語を順番に見ていくとは限りません。テーマや疑問に関わらないところはばっさり飛ばすかも。

それでも第六特異点以降はとんでもないボリュームになりそうです。

 

 

といいつつ順番通りに次ができたので貼っておきます。

では、錆でした。

 

画像はスマートフォンアプリ「Fate/Grand Order」より引用。