錆びない銀

ゲームを歴史という観点から見たい

【Fate】メドゥーサについて歴史から見てみる

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ちょっとリアルでトラブルがあり、いやもうちょっとどころではないトラブルがあり、荒波にもまれる昆布みたいになっていました!!

 

FGOFate/Grand Order)では夏イベントわーい! と思っていたら、ゲームの中で同人誌を作らされるという、衝撃の展開。

 

平成最後の夏、濃すぎるよちょっと。

 

さて、本題の歴史から見てみるシリーズ、今までは最近FGOで実装されたサーヴァントばかりに目を向けてきたので、そろそろFateの古参ともいえるサーヴァントにスポットを当てたいと思います。

 

今回はメドゥーサにスポットを当ててみましょう。

 

Fate/stay night」のネタバレありですが、2004年完結作品なので折り畳みません。

 

 

メドゥーサorメデューサ

 

いきなりどうでも良い話なのですが、Fateって珍しい方の名前を使う傾向がありますよね。

 

例えばスカサハ。別ゲームの影響もあり、私は完全にスカアハ派でした。

例えばギャラハッド。こちらも日本ではガラハッドとされていることが多いと思います。

 

元の言語からどう訳すかという問題なのですが、Fateでは通称とされている方より、珍しい方の発音を取ることが多いです。

差別化のためにわざとかとは思いますが。

 

そんな中で初期からのサーヴァントであるメドゥーサも、珍しい方の発音を取っているのでしょうか。

google検索のヒット数では、メデューサの方が2倍以上という結果に。

 

とはいえメドゥーサという表記がものすごく珍しいというわけではありません。

特に近年、ギリシャ神話の登場人物は元の発音に近付けようと、表記を見直される傾向にあります。デメテルとか。

 

Fateでのメドゥーサですが、初出はお馴染み「Fate/stay night。関連作品にも多く登場しています。

 

FGOでの実装は少々複雑で、まずいつものメドゥーサが☆3ライダー

その他、幼いころのメドゥーサが☆4ランサー。メドゥーサのその後といえるゴルゴーンが☆4アヴェンジャーとして、それぞれ実装されています。

 

こちらでFGOのネタバレはしませんが、第七特異点良いですよね!

アナちゃんぎゃんかわだしその後の展開も……。アニメ化とか超楽しみ。

 

Fateでのメドゥーサ

 

Fate/stay night」にてライダーとして召喚されたメドゥーサ。

マスターは基本、クラス名でサーヴァントを呼ぶため、ライダー=彼女というイメージの方も多いのではないでしょうか。

 

ライダークラスといえば多数の宝具が特徴ですが、元祖たるメドゥーサも複数の宝具を所持しています。

 

FGOにも宝具として採用されているのが「騎英の手綱(ベルレフォーン)」クイック全体攻撃宝具です。

敵全体のクリティカル発生率ダウンと、味方全体のスター発生率アップが付きます。

 

名前の通り宝具本体は手綱。どんな幻創種でも乗りこなせるという宝具で、メドゥーサは召喚したペガサスに使用しています。

 

そう、実はペガサスは宝具ではありません。

真名解放するととんでもないスピードで突撃することができます。

 

そんな「騎英の手綱」ですが、本来は彼女の所持品ではありません。

後述しますがメドゥーサがペガサスと関係していることから、採用された宝具なのでしょう。

 

FGOではスキルになった彼女の宝具に、「他者封印・鮮血神殿(ブラッドフォート・アンドロメダ)」があります。FGOでは「鮮血神殿」というスキル名です。

 

アンドロメダと読みますが、正直どうしてアンドロメダが出てくるのか、私はいまいちわかっていません。

いや、繋がりはあるのですよ。メドゥーサを倒したペルセウスが助けたのがアンドロメダなので。

 

ただしこの宝具は、Fateでゴルゴン3姉妹が追放されたことになっている「形のない島」の神殿を指しており、アンドロメダとは何も関係がありません。

……少なくとも私にはそう思えるのですがどうでしょう。

 

効果は魔眼で結界を作り出し、結界内にいる者の生命力を奪ってメドゥーサが吸収するというもの。

FGOでは自身のNPを増やし、NP獲得量をアップさせる効果となっています。

 

もう1つ、「自己封印・暗黒神殿(ブレーカー・ゴルゴーン)」という宝具があります。

こちらはメドゥーサが付けているバイザーです。

 

悪夢を見せることで結界を作る宝具で、メドゥーサは魔眼を封印するために使っています。

 

スキルの「魔眼」はFGOでは確率の単体スタンに、「怪力」は自身の攻撃力アップとなっています。

後述しますが元は女神なので「神性」持ち。

 

172cm、57kgという高身長女子です。原案ではもっと高かったようですね。

背の高い女性サーヴァントが増えてきた今、すごく高いという印象は受けません。

 

姉達が成長しない完成された女神であり、小さく可愛らしいことから、メドゥーサ本人は自分の身長や体付きにコンプレックスがあるよう。

着ている服はお下がりのため、メドゥーサのサイズには合っていません。

 

属性は混沌・善で、隠し属性は地

ちなみにステンノ、エウリュアレも属性は混沌・善です。

 

他には「Fate/stay night」でもお馴染みのギルガメッシュ(術ギルは違う)、「Fate/EXTELLA」で共演するネロ・クラウデイウスやアルテラが混沌・善属性です。

 

カード構成はQ2、A2、B1で、ライダーにはよくある構成です。

強化クエストが来て嬉しい。

 

いつもならここからすぐ歴史に移行しますが、メドゥーサは1騎ではないので、そちらにも触れてみようと思います。

 

ランサーとゴルゴーンについて

 

ランサーのメドゥーサとゴルゴーンは、宝具やスキル、属性などもメドゥーサとはいろいろ違います。

 

☆4ランサーのメドゥーサは134cm、30kg? という設定。

怪物となる前のメドゥーサなので、本人の自己申告ですが姉達と全く一緒の数値です。

属性は中立・善でライダーとは全く違います。

 

「女神の抱擁(カレス・オブ・ザ・メドゥーサ)」というクイック単体攻撃宝具を持っています。

クイック耐性ダウンと確率でスタン。

 

姉達も宝具名には自分の名前が入る単体攻撃宝具なので、お揃いですね。

 

スキルは異性の単体を確率で魅了する「魅惑の美声」、ライダーと同様の「怪力」、自身にガッツと無敵を付ける「彼方への想い」。

女神であるため、姉達同様「女神の神核」を所持しています。

 

次に☆4アヴェンジャーのゴルゴーンですが、身長と体重が実質不明。相当大きいみたいです。

属性も混沌・悪へと変わってしまっています。

 

FGOで使用する宝具は「強制封印・万魔神殿(パンデモニウム・ケトゥス)」というバスター全体攻撃宝具

敵全体に呪いを掛け、味方全体のNPを増やします。

 

名前からしてメドゥーサの「自己封印・暗黒神殿」が強くなったものとわかりますね。

 

ライダー同様のスキル「魔眼」と「怪力」に加え、「変転の魔」という自身にガッツを付けクリティカル威力をアップするスキルを所持。

「神性」は完全に失ってしまっています。

 

ちなみにマテリアルによると「自己封印・暗黒神殿」の宝具と、他に「畏怖の叫び」というスキルも所持しています。使っていないみたいですが。

 

ランサーのメドゥーサはフードが猫耳みたいに見えるの、めっちゃ可愛いですよね!!

たぶん第3再臨のリボンの影響でしょう。ぎゃんかわ。

 

あとゴルゴーンの神々しい第3再臨もめっちゃ良い!!

第七特異点で見たときちょっと泣きました。涙もろい。

 

メドゥーサの伝説

 

そもそもギリシャ神話にそこまで詳しくないという方へ向けて、彼女がどんな伝説を持っているのか見ていきたいと思います。

 

ギリシア神話の女怪。海の神フォルキスとケトの娘であるゴルゴン(3人)のうちの1人。猪(いのしし)の牙(きば)と青銅の手、黄金の翼(つばさ)をもち、頭には髪のかわりに蛇が生えるという醜怪な容貌(ようぼう)で、これを一目見た者は石と化した。英雄ペルセウスはメドゥサを見ないようにするため、磨いた盾にその姿を写しながら近づいて、彼女の首をはねた。このとき、彼女はポセイドンの胤(たね)を宿していたので、切られた首のところからクリサオルと天馬ペガソスが生まれた。 医神アスクレピオスは、彼女の左の血管から流れた血で人間を殺し、右の血管の血で死者を蘇生させたし、リビア砂漠に落ちた血の滴りは毒蛇に変じた。メドゥサの首は女神アテネの盾にはめ込まれた。本来メドゥサは大地女神で、ゴルゴンは魔除(よ)けの護符であったのが、やがてゴルゴンとしてのメドゥサになったらしい。

 

メドゥサとは - コトバンクより引用

 

小学館の「日本大百科全書(ニッポニカ)」にはこんな詳細な形で載っています。

 

Fateでも度々語られることですが、彼女は元々女神です。

史実でもその通りで、いわゆるゴルゴン3姉妹はギリシャ神話外で信仰されていた女神であり、ギリシャ神話に輸入されたものです。

 

この辺りは日本神話の国津神と近いですね。

支配される側が信仰していた神は、支配する側の神に従属するという形で神話に組み込まれることが多いです。

 

また地母神とされることもあったもよう。

地母神というのは熱心に信仰される人気のある女神なので、ギリシャ神話以前は良い形で信仰されていたのでしょう。

 

父はポルキュス(引用文中ではフォルキスという発音に)、母はケト。ステンノ、エウリュアレと並んでゴルゴン3姉妹と呼ばれます。またグライアイ3姉妹という上の姉妹もいます。

 

ゴルゴン3姉妹ですが、怪物としての側面の方がよく知られています。

猪の牙、青銅の手、黄金の翼、蛇のような髪というのは、どうやっても美しい女神とは思えません。見ると石化するという性質もそうです。

 

メドゥーサまたはメデューサという名前は、統治する女という意味です。

この辺りも、ギリシャ神話以前では高い地位の女神だったと推測できるところです。

 

ちなみに姉のステンノは強い女という意味。これはわかりやすいのですが、エウリュアレは広く飛ぶ女という意味で、若干わけがわからない。

 

ギリシャ神話でゴルゴン3姉妹が怪物になった理由は2説あります。

 

1つはメドゥーサが美しい髪を自慢したために、アテナの不興を買ったというもの。

もう1つはアテナの神殿でポセイドンと交わったために、アテナの不興を買ったというもの。

 

どちらにしろアテナです。まあ上の説はともかく、下の説は自業自得かも。ポセイドンにはノーダメージですけれども。

 

最期はペルセウスによって首を跳ねられてしまいます。

この辺りはペルセウスの英雄譚として知られています。要は怪物退治。

 

Fate/stay night」でも反英雄でありながら、かつては英霊だったという理由で聖杯に召喚されています。

そもそも第五次聖杯戦争は聖杯がアレなので、反英雄でも問題なく召喚できるようですが。

 

メドゥーサと関わり合いが深いのは、やはりポセイドン。

 

彼女はポセイドンの子を身ごもっており、ペルセウスに首を跳ねられたときに傷口からペガサスが生まれました。

ペガサスと同時に、クリュサオル(引用文中ではクリサオル)という黄金の剣を持つ巨人も生まれています。

 

なんかすごいところから生まれるの、ギリシャ神話ではあるあるですね。

 

ギリシャ神話の神々

 

2部でもギリシャ神話に関するロストベルトがあるそうなので、ものすごく簡潔にですが、ギリシャ神話がどんな物語なのか見てみましょう。

もっと簡潔に要点だけまとめたので、長いなと思ったら「まとめ」へどうぞ。

 

まず世界に存在したのは混沌そのものであるカオスです。

次に生まれたのは大地のガイアと、ガイアから生まれた天空のウラノス。この2柱が世界と神々を生んでいきます。

 

ウラノスとガイアの間には巨人達が多数生まれますが、その子達が醜いため、ウラノスは彼らをタルタロスという奈落に閉じ込めてしまいます。

ちなみにタルタロスも神であり、奈落そのものです。

 

怒ったガイアは末の子クロノスに、ウラノスの男性器を切り落とさせました(ガチでそういう神話です)

次はこの末の子、農耕神クロノスが、ウラノスにかわり実権を掌握することになりました。

 

ウラノスとガイアの子、つまりクロノスを含めた兄弟を、ティターン十二神と呼びます。

 

やがてクロノスは姉のレアと結ばれますが、子供に実権を奪われるだろうとウラノスとガイアから予言を受けます。

クロノスはそれを恐れて、生まれてくる子供達を片っ端から飲み込んでしまいました。

 

ここまで読んでいたら次の流れがわかる方もいるでしょう。

自分の子供にそんなことをされて、レアは激怒します。ガイアがウラノスに怒ったのと全く同じ構図ですね。

 

レアは末の子ゼウスを生んだ後に赤子を隠し、クロノスには赤子と偽って石を渡します。

なぜバレなかったかは謎ですが、クロノスはゼウスのかわりに石を飲み込みました。

 

ゼウスは大きくなった後、クロノスに薬を飲ませ兄弟を吐き出させます。

吐き出されたゼウス達兄弟は、クロノスとその兄弟であるティターン十二神と争うこととなりました。

 

これをティタノマキアと呼びます。超かっこいいですね。

 

最初の方で、ウラノスとガイアの間に生まれた巨人達がタルタロスに閉じ込められたと書きましたが、ゼウス達は彼らを味方に付けて戦い、勝利します。

ティターン十二神をタルタロスへと閉じ込め、巨人達に見張らせることにしました。

 

本筋と少しずれるのですが、この後ギガントマキアが起こりました。これも超かっこいい。

 

このギガントマキアは、ゼウス達がティターン十二神を閉じ込めたことに対し、ガイアが怒って始まった争いです。

ガイアはウラノスとの間に新たに巨人達を生み、ゼウス達と戦わせます。結果はゼウス達が勝ちました。

 

まだ諦めないガイアはタルタロスとの間にテュポーンという怪物を生み、ゼウスに挑戦します。どうにかゼウス達が勝利しました。

 

この辺り、シュメール神話にて母神ティアマトが怪物達を生み出し子供達と戦ったのと、被るところでもあります。

本筋に戻りますね。

 

こうして実権を掌握したゼウスですが、ウラノスとガイアからアレを受けます。子供に実権を奪われるだろうと予言されるアレです。

 

そういうわけで、知恵の女神メティスがゼウスの子を身ごもったとき、ゼウスは彼女ごと飲み込んでしまいます。

 

ゼウスは激しい頭痛に悩まされるようになり、頭をかち割ってもらいます。

彼の頭から生まれたのがゼウスとメティスの子、知恵の女神アテナでした。彼女は武装した状態で生まれたらしく、戦争の女神でもあります。

 

生まれたのが女神だったので、予言は成就しなかったよう。

 

ゼウスを含め、ギリシャ神話の主たる神々をオリュンポス十二神、またはオリンポス十二神と呼びます。

Fateではオリンポス呼びのようなので、こちらで統一して書きます。

 

このオリンポス十二神が、私達がよく知るギリシャ神話の神々です。

 

まずゼウス達の兄弟6柱。ヘスティアデメテル、ヘラ、ハーデス、ポセイドン、ゼウス。

この内ハーデスだけは冥界の神なので、オリンポス十二神には含めません。

 

ティタノマキアでティターン十二神に勝った後、ゼウス達男神は誰がどこを支配するかくじ引きをしました。

結果はゼウスは天空を、ポセイドンは海を、ハーデスは冥界を治めることに。地上は共同統治です。

 

6柱の内ヘスティアだけは現在の知名度が低いような。

 

彼女は竈(かまど)の女神で、竈は家庭の中心だったことから、かつては重要視されていた女神です。

ただし役割が役割なので戦争で戦うわけもなく、必然的に神話での出番が少なくなってしまいました。

 

オリンポス十二神の残り6柱はゼウスの子供達です。

 

先述したゼウスとメティスの子、アテナ。ゼウスとレトの子、アポロンとアルテミス。ゼウスとヘラの子、ヘパイストスとアレス。ゼウスとマイアの子、ヘルメス。

ゼウスとセメレの子、ディオニュソスを入れることもあります。

 

残り1柱はアフロディーテ

彼女もゼウスの子だという説もあるのですが、最も有名なのはクロノスに切り落とされたウラノスの男性器の泡から生まれたという説でしょうか。

群を抜いてすごい出生だ。

 

ゼウスは女神の他に、人間の女性との間にも多くの子を残しており、その子供達が英雄となって人間の時代を作り上げていくことになります。

 

まとめ

 

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カオス→ガイアなど

ガイア→ウラノスなど

ウラノスが実権を掌握。

 

ウラノス+ガイア→クロノス達ティターン十二神など

クロノスがウラノスから実権を奪う。

 

クロノス+レア→ゼウス、ポセイドン、ハーデスなど

ゼウスがクロノスから実権を奪う。

ゼウス達兄弟やゼウスの子供達はオリンポス十二神と呼ばれ、人々から信仰された。

 

ギリシャ神話からメドゥーサを見る

 

メドゥーサはポルキュスとケトの子供と書きましたが、このポルキュスとケトは2柱ともガイアとポントスの子とされています。

 

ガイアは上で頻出していたのでわかるかと思いますが、海のポントスは初出ですね。

ポントスはガイアが生んだ子で、要はウラノスの兄弟です。母でもあるガイアと子を成すのも、ウラノスと同じです。

 

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ガイア→ウラノス、ポントスなど

ポントス+ガイア→ポルキュス、ケトなど

ポルキュス+ケト→グライアイ3姉妹、ゴルゴン3姉妹

 

これでようやくメドゥーサの出自がすっきりわかりましたね。

 

ポルキュスとケトの間にはゴルゴン3姉妹の他に、グライアイ3姉妹という子供達がいます。

ゴルゴン3姉妹同様に怪物とされ、ペルセウスの英雄譚に登場します。

 

メドゥーサ退治をしたいペルセウスですが、そのためには数々のアイテムが必要です。それらの持ち主の場所を知るグライアイ3姉妹を、ペルセウスは脅したそう。

 

ポセイドンとアテナには簡単に触れたので、話をペルセウスに移します。

彼はゼウスとダナエという人間の女性の子供です。

 

このダナエという人は王女だったのですが、王であるダナエの父親が孫に殺されるという神託を受け、彼女を閉じ込めてしまいます。

これで孫はできないなめでたしめでたし、となるわけもなく、黄金の雨に姿を変えたゼウスがダナエの元に忍び込み、ペルセウスが誕生。

 

それを知った王はダナエとペルセウスを海に流してしまいました。

神の子がそれごときで死ぬわけがなく、彼はとある島ですくすくと育ちます。

 

島の領主は美しいダナエに恋をしており、子のペルセウスが邪魔で仕方がないので、メドゥーサを退治してこいと島から追い出しました。

 

いやこれメドゥーサとばっちりじゃない??

 

メドゥーサ退治のためにペルセウスは多数のアイテムを使いますが、その中の1つがアテナから借りた盾です。鏡のような盾を見ながらメドゥーサの首を跳ねたそう。

 

このときに借りた盾だか肩当てだかがアイギス

アテナがゼウスからもらった絶対的な防具で、イージス艦などのイージスの語源でもあります。

 

ペルセウスが借りたのはただの盾で、後にメドゥーサの首を献上されたアテナが、アイギスにはめ込んだという説もあります。

Fate/Prototype」の設定ではこのときの盾はアイギスではなく、単なる青銅の盾となっています。

 

ヘルメスもペルセウスに協力した神で、彼にハルペーという不死身殺しの鎌を貸し与えました。

 

ランサーのメドゥーサが使う鎌がハルペーなのかどうかは、マテリアルを読む限りでは断定できません。メドゥーサが話したがらないということなので。

ただし第七特異点を見る限り、ハルペーだろうなという気が。

 

ペルセウスはメドゥーサ退治後、後の妻となるアンドロメダを助けるのですが、彼女もまたとばっちりを受けている一人。

 

彼女の母親であるカシオペアが、海の女神達より自分の方が美しいと自慢したため、ポセイドンの不興を買ってしまいました。

星座で有名なカシオペア座がこの母親です。

 

ポセイドンは神の怪物を送り出したため、アンドロメダは生贄に差し出されてしまいます。

それを助けたのがペルセウスです。その後もごたごたしつつ、ペルセウスアンドロメダは結婚します。

 

あともう少しなので全て書いてしまいますが、ペルセウスは結局祖父を事故で殺してしまいます。

神託通りになってしまったのですね。

 

彼はそれを悔い、祖父の土地ではないミケナイで王になりました。

 

ペルセウスの孫娘にアルクメネという女性がいます。

ゼウスとこのアルクメネの子供がヘラクレスです。

 

Fateでライダーは元々ペルセウスだったようなので、もしそのままだったら、ペルセウスと子孫であるヘラクレスが同じ聖杯戦争に参加することになっていたのかも……?

 

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古代から神、そして英雄は巨大だと考えられていたようです。

古代ギリシャといえば藤村シシンさんだと個人的に思っているので、Twitterを引用させていただきます。

 

メドゥーサの血と医学

 

だいぶ深くまで見てきましたが、実は最初の引用文を説明しきれていません。

ここまで一切触れられていない、医神アスクレピオスという名前がありますね。

 

話をペルセウスまで巻き戻しますが、メドゥーサの首を跳ねたとき、彼はメドゥーサから流れた血を回収していました。

メドゥーサの首と同様に、血もアテナへと献上しています。

 

メドゥーサの左の血管から流れた血は人を殺し、右の血管から流れた血は人を蘇生させたと言われてます。

 

首の万能具合といい、メドゥーサの有用さ半端ない。

左の血が人を殺すというのはまだわかるけど、右の血は人を蘇生させるとはどういうことなのでしょう。

 

アスクレピオスは、アポロンと人間の女性コロニスの子です。

アポロンは誤って身ごもっていたコロニスを殺してしまうのですが、コロニスから胎児のアスクレピオスを取り出し、ケイローンに預けます。

 

アスクレピオス、実はイアソン率いるアルゴナイタイにも参加しています。

 

もちろん本人の知識や技術もすごかったのでしょうが、アテナからメドゥーサの血をもらったアスクレピオスは幾人もの死者を生き返らせます。

 

そんなことをされてたまったものじゃないのが、冥界の神ハーデス。

ハーデスの主張はもっともだと、ゼウスはアスクレピオスを殺しますが、彼の功績をたたえてへびつかい座にします。

 

13星座として一時話題になったへびつかい座です。

 

自分の子を殺されたアポロンでしたが、面と向かってゼウスに文句は言えなかったようです。言っていることももっともですしね。

 

アスクレピオスには複数の子供がいますが、娘にはヒュギエイアとパナケイアがいます。

 

ヒュギエイアは衛生の女神で、さまざまな言語の衛生という言葉の語源となっています。

パナケイアは癒やしの女神で、こちらも万能薬という言葉の語源に。

 

アスクレピオス自体ももちろんすごくて、蛇が絡み付いた「アスクレピオスの杖」は今でも医療のシンボルとなっています。

同じく蛇が絡み付いた、娘の「ヒュギエイアの杯」は薬学のシンボルです。

 

アスクレペイオンというアスクレピオスの聖域は、いわゆる治療所として人々を癒やしました。

 

古代ギリシャの有名な医者といえばヒポクラテスという人物がいるのですが、彼はアスクレピオスの子孫であるとされており、アスクレペイオンで医術を学んだそうです。

 

ヒポクラテスの誓い」は現在でも受け継がれている医学倫理です。

 

ヒポクラテスの誓い(ヒポクラテスのちかい)とは - コトバンク

 

メドゥーサからかなり離れた気もしますが、実は「メドゥーサの頭」という医学用語もあるのです。

その様子がメドゥーサの頭みたいに見えるというだけで、メドゥーサが由来というわけではありません。

 

ギリシャ神話勢の今後の活躍は

 

2部でもロストベルトがあるようですし、既に名前が明かされているサーヴァント、カイニスもいるので、一体どんな神や英雄が出てくるのか楽しみですね!!

 

そうでなくともギリシャ神話は英雄の宝庫。

どの神と繋がりがあったり加護を受けているのか、大まかに神話がわかっていると英雄も把握しやすいです。

 

今回はこれでもさらさらと流している方なので、興味がある方はぜひがっつり調べてみてください。

既にギリシャ神話系のサーヴァントも多く実装されていますし、繋がりがわかると楽しいです。

 

ところでオリンポス十二神は自由すぎですよね。

メドゥーサの話を追うだけでも、その一端が見えたかと思います。もっと詳しく調べていくと本当にひどいです。

 

ただしこの自由すぎる神々が魅力的だから、ギリシャ神話は今でも愛されているのだろうなと思います。

ギリシャ神話を元にした創作も多いですしね。それだけ魅力的なのでしょう。

 

今回も相当長かったのですが、ここまで読んでくれた方は、FGOにてペルセウスが実装されるかどうか、気になるかと思います。

 

私もめちゃくちゃ気になっています。

設定やキャラデザはもう既にあるサーヴァントなので、来てもおかしくはないです。

 

その前にイアソン実装かな??

 

もちろんメドゥーサ、ランサーのメドゥーサ、ゴルゴーンの出番が増えても良いのよ。

疑惑の特異点Fにもシャドウサーヴァントとして参加しているので、今後も何かしら活躍があるかもしれません。

 

FGOのメドゥーサはどうなるのか

 

第2部については、正直既存サーヴァントが活躍するのかどうか、全くわかりません。

そもそもメドゥーサについては、第1部の第七特異点でフォーカスが当たっているので、今後どうなるのかはちょっと読めない。

 

Fate/stay night」のサーヴァントというのもあり、FGOでもイベントでちょこちょこ出番があるのは嬉しいです。

 

姉妹の絡みももっともっと見たいな。

では、錆でした。